情報セキュリティブログ ホーム > 大江戸セキュリティ戯画 > 第一幕 第三話 快傑!セキュアマル

「相変わらず電子機器の置忘れが多いようだな...。失った情報は数知れず...か」
「はぁー忙しい、忙しい」
「ゴンスケさん!ちょっとここ間違っていますよ!」
「はーーいっ、ただいまー!」
「いやぁ、今日も大忙しだったんだよ~~。飯を食う暇も無かった~」
「毎日ご苦労さんだねー」
「こうして酒を呑むのが一番の楽しみだなぁ~~」
「さあ、帰る時間だ...小便して寝るか...」
「はい...はぁい...」
「たいへんだよ!スケハチさぁん」
「いったい、どうしたんですか...?」
「私の携帯電算箱が無いんだ!
昨夜居酒屋に置き忘れたと思ったんだけど居酒屋の主人は見ていないと言っているし...
あれがないと、私のクビが飛んでしまうよ!」
「えっ!それは大変だ!...でも、仕事で使ってる携帯電算箱を居酒屋にまで持ちこむというのはどうかしてますよ!」
「帰っても仕事をすることが多くてね...。つい...」
「ワンワン!(ボクに任せてよ!!)」
「よし、セキュアマル、頼んだよ!」
「はいはい、......な、なにいぃ!」
「たまたまあなたの電話番号がこの電算箱に入っていたのでね。
いやあ、この電算箱の中身、越後屋のおいしい情報が詰まっているねぇ!
高く売れるよ。これは。どうだろう?買い戻す気はあるかい?」
「ぬぬぬぬ...。悪党め!」
「あんまり時間はないが、少し考えておくれよ。
だめならだめでこっちは他に売るところはあるんだ」
「どうしよう...」
「大丈夫ですよ!ゴンスケさん。セキュアマルは元忍犬で優秀なんですから!」
「なんでい、つれないやつだなあ」
「ワン!」
「なーに、すぐ金をだすさ。
越後屋の顧客情報がたんまりとこの中に入っているもんな!」
「なんだぁ、おめえさんは? 変な犬だな~?どこから入ってきたんだぁ?」
「うるせい!あっちいけ!」
![]()
「ギョエ~~!」
「携帯電算箱は持ち運びが容易な分、情報漏洩の危険度も上がります。
持ち歩くときは細心の注意が必要ですよ。」
「はあ...。今後気をつけますよ...。っていっても見つからなきゃ...
お金を払って返してもらうしか...」
「これに懲りて、手段はどうであれ情報を持ち歩く危険性を見直してはいかがでしょうか?」
「ワン!」
「おや、セキュアマルが帰ってきました」
「助かったぁ~! ありがとうセキュアマル!」
「はぁ~。今日も大忙しだったなぁ~。ヒック」
「ご苦労さんだけど、忘れ物だけはカンベンだよ。」
「はい、はい...
もう、こんなところに電算箱なんて持ち込みませんよーだ」
「あ、いらっしゃい。めずらしいね」
「おや、ゴンスケさん。こんなところにいたのか。
電算箱がどうしたって?」
「あ、あれぇ?そんなこと言ってましたっけ?
ちょ、ちょっと急用を思い出しましたので、わたしはこれで...」
「やれやれ、何を急いでいるのやら...。...おや?」
「ふうー、危なかった...。
ヒコザエモンさんがあんなところに来るなんて、珍しいな...」
「おーい!ゴンスケさーん!」
「げ!?ばれた?
す、すみませーーん!今度から気をつけまーす!」
「おーい!財布を忘れているよ~!」