情報セキュリティブログ ホーム > 大江戸セキュリティ戯画 > 第一幕 第六話 ドジヒコ、ドジる!

「うーん、電網をとりまく環境では、あいかわらず詐欺行為が横行しているんだな...。
用心、用心っと。」
「号外!ごうが~い!
なんと!あのドジヒコが商売を始めたよ~!
『便利なよろず屋』だそうだ!」
「えー!ドジヒコが!?
大丈夫かなぁ? ちょっと寄ってみるか...。」
「へぇー。ホントだ。すごいなぁ!」
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「やあ!ドジヒコ!
すごいじゃないか!商売始めるなんて!
なにがあったんだい??」
「お、スケハチ!
いやあ、ぐうたらな毎日にも飽きがきちゃったのさ~。
越後屋のおつかいやってるうちに、
オイラも商売始めたくなってね!」
「ほう~。えらいじゃないか!」
「は~い、ドジヒコだよ~ん。...いや違った!
便利なよろず屋でーす!
はいはい、ふむふむ、庭掃除ですね!すぐ行きま~す!」
「あのドジヒコがね...。感心感心。」
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「今日もしっかりと働いたぞ~!売り上げもバッチリ!
それに顧客も増えてきたな。
そうだ、今日のお客の情報をちゃんと記録しなくては...」
「お、お客さんからかな?
ん?無料経営指南手引き? お上公認?」
「えへへへ。オイラ経営者だもんな!
こういう電網手紙なんかも来ちゃうんだ!?」
「無料とはありがたいなぁ~、...商売のため、よ~し!」
「お、さっそく入手できるのか~。簡単かんた~ん!」
「よし、終わったぞ! えーと...、これだな?」
「...はぁ??、たったこれだけぇ!?、
なんかバカにされた気分だなぁー、
いそがしいドジヒコ様の時間を返してくれよ~!」
「スケハチさん。
最近「無料で経営指南をします」っていう変なからくりが出回っているそうですよ!
なんでも、それを実行してしまうと、電算箱の中身をどこかへ複製してしまうんだって!
私は人一倍用心していますから。
スケハチさんも気をつけてくださいよ!」
「ちょっと調べてみるか...」
「うーん、無料で経営指南ねぇ~。いかにも怪しいなぁ。
あ、なんかあるぞ。」
「なるほど、からくりが電算箱に入って個人情報とかを盗むのか...
ん、なんだこの電網頁は?」
「便利なよろず屋って...、ドジヒコのことじゃないか!?」
「ドジヒコ!この間はどうもありがとうな!
庭をキレイにしてもらってさー」
「ずいぶんと調子がいいようだな~!」
「ドジヒコ!大変だよ!」
「どうしたんだい?そんなに急いでさ~。」
「最近、変な電網手紙を受け取ったことあるかい?」
「いやぁ?、 ...あ、そういえば『無料経営指南手引き』には頭きたなぁ~」
「!!!!」
「それだよ!ドジヒコ!
その電網手紙の接続先から、からくりを入手しただろ!?」
「もちろん、タダだからね~」
「...実はなぁ、ドジヒコ。
『便利なよろず屋』の顧客情報が電網で売り買いされているんだよ!」
「??なに言ってるかさっぱりわかんないよ~」
「ドジヒコは身に覚えの無い電網手紙にあった、接続先を安易に押してしまい、悪意のこもったからくりを入手!」
「そしてそのからくりを何の疑いも無く起動してしまった!」
「からくりは電算箱の中身を物色!
電網を通じて金目のものを別の場所へ複製!」
「金目のもの...。それは『便利なよろずや』の顧客情報!」
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「ごめんなさい~!」
「ふへー、ヒマだなぁ~」
「迷惑をかけたお客さん全員に謝って回ったけど...
一度失った信用はそう簡単にはもどらないからね。
勉強になっただろ?」
「もちろんだよ~!これからは用心するよ~!」
「なんかきてるぞ...、なになに...
『経営指南で何度もだまされたあなたへ』?
『損はゼッタイにさせません!まずはここへ接続!』か!」
「ようし!今度こそ!!」
「ドジヒコ!」
「はーい。用心用心。」
「『早い者勝ちでお金の増やし方を伝授!』だって!
スケハチ!これいいぞ!」
「こりゃあ、だめだ~」
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