情報セキュリティブログ ホーム > 大江戸セキュリティ戯画 > 第二幕 第三話 必殺!更新人

「最近、新しくでた基本制御からくりが話題になっているな...
そういえば越後屋さんが購入するとか言ってたっけ。ちょっと覗いてくるか」
「さあ、届きましたよ~!新基本制御からくり!
これで、業務効率上昇!売り上げ上昇!」
「それでは、早速導入してみようじゃないか。みなさんもお願いしますよ」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「な、なんだい?スケハチさん」
「ヒコザエモンさん!
導入の前に、電算箱の中の大事な書類やからくりを別の場所に保存しておかなくてもいいのですか!?」
「...大丈夫ですよ!スケハチさん!
何か問題があっても、すぐ戻せるように大事な書類とかは普段から保存していますよ!」
「巷では新しい基本制御からくりだの、新しい電算箱だの騒いでいるが、うちらはこの電算箱があれば十分だよ」
「いままで問題も無く越後屋さんとも取引できているからね」
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「新しい基本制御からくりなんて、もったいない、もったいない」
「みつけたぞ~、防御のゆる~いこの電算箱を操って、詐欺の電網手紙をばら撒けるぞ~」
「うちはセキュリティに関して人一倍力を入れていますからね...。
トビさんとこも電算箱環境の改善を考えてくださいよ。
何かあったら困りますからね」
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「もったいない、もったいない」
「それ!これでこの電算箱はこちらの思うがままだ!」
「でぇぇぇ~~いっ!」
あ、あれ?
「ちょっとお宅の電算箱を拝見!」
「こ、これは...!いったいいつの基本制御からくりを使っておるのじゃ?!」
「古くても大丈夫だよ。いままでこれでやってきたのだから」
「それにセキュリティからくりも初めから入っていたしね」
「初めからといっても、このセキュリティからくりは期限切れの試用版だ!
情報が古くて無防備に近いぞ!」
「でも、まだ使えているしねぇ...」
「最新状態に更新しないと、万全ではないのだ!
その上日夜、電網上にはセキュリティの穴を見つけ出し、悪事を働く曲者がいるのだぞ?」
「おいおい、この電算箱のどこに穴が開いているんだ?」
「くっ、...どうしてもこの電算箱環境を使うというのなら、電網との接続はやめておくことだ。それに自分は良くても、越後屋や他の取引先にも迷惑がかかる可能性がある。
取引が停止されることだってありうる!」
「...それは困るねぇ...」
「仕方がない!え~い!待っておれ!!」
「今からお主の電算箱を最新状態に更新してやる!ありがたく思え!」
「ありがたいことで...」
そういえば、あなた様のお名前をお聞きしていなかったようですが...
「拙者の名はクロハチ。
急速に進む江戸の情報化社会に警鐘を鳴らす者だ!
これからはもっとセキュリティに関心を持ってもらいたい。」
「気をつけます...」
「うむ、常に最新の情報を調べ、自分の電算箱環境は大丈夫なのか気にすることだ」
「クロハチってのは、案外いいやつだね~」
「ぶふぉっ!」
「ふう~ん、格好つけて言うだけのことはあるみたいだね...」
「スケハチさーん!探しましたよ~!クロハチって方から、
代金はスケハチさんが払うことになっている、って聞いたんですけど~!
」
「えー!!こら!クロハチ!!」