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第二幕 第六話 『さらばクロハチ』

スケハチ 「そういえば、もうすぐ全国蹴球(サッカー)選手権大江戸大会が開かれるんだなぁ。
わくわくするなぁ、セキュアマル!」

セキュアマル 「ワン!」

ニャンクリック 「にゃ...ん」

怪しい親分 「世の中は蹴球一色らしいな。あんなのどこがいいんだ?」

怪しい子分壱 「さあ、あっしも分かりません~」

怪しい親分 「と、言う訳で全国蹴球選手権大江戸大会に便乗した詐欺を思いついた!」

怪しい子分弐 「さっすが~!」

怪しい親分 「さあ、釣って釣って釣りまくるぞぉ~!」

瓦版 「まもなく全国蹴球選手権大江戸大会が開催されるよ!
観戦券(チケット)は売り切れ続出だ~!」

町民 「あーあ...観にいきたいな。観戦券ほしいな~」

ニャンクリック 「にゃん...」

クロハチ 「なに~?不穏な動きを感じるのか...。
そうか...。うむ、誰かさんにも知らせておいたほうがよいな...」

スケハチ 「オツルちゃんと全国蹴球選手権大江戸大会を観戦しようと思ったんだけど...
観戦券が手に入らなくて...」

オツル 「いいのよ。スケハチさん。気にしないで。でもすごい人気なのね~」

クロハチ 「お取り込み中、すまん。
うちのニャンクリックが何やら不穏な動きを感じると言っている。
大江戸の情報セキュリティを脅かすことかもしれん」

スケハチ 「な、なんだって!?」

クロハチ 「全国蹴球選手権大江戸大会と関係があるのかもしれんな...では!」

オツル 「一体なんのことかしら?」

スケハチ 「......」

怪しい親分 「どうだ?」

怪しい子分壱 「準備できました~」

怪しい子分弐 「いつでもOKですよ~」

怪しい親分 「よ―しっ!送信―!」

ドジヒコ 「んん!全国蹴球選手権大江戸大会の観戦券?」

ドジヒコ 「もう諦めていたのに~!まだ観戦券があるのか~、
早く購入しないとホントになくなっちゃうな~」

ドジヒコ 「決済札で買えるからお手軽だね~」

ドジヒコ 「よし、買ったぞ~!」

スケハチ 「どうしたんですか?」

ドジヒコ 「スケハチ~!面目ない!
もしかしてオイラたち詐欺にあったかもしれないんだよ~!」

スケハチ 「え?」

ドジヒコ 「実はこの間、ある電網手紙が届いたんだけど...
内容は全国蹴球選手権大江戸大会の観戦券が買える、
というものだったんだ...」

スケハチ 「まずは、怪しいと思わなかったのかい?前にもこんなことがあっただろう?」

ドジヒコ 「う、観戦券欲しさに...」

町民 「決済札の番号を打ち込んじゃったし、心配だな...」

クロハチ 「心配している暇があったら、決済札の使用を今すぐ止めよ!
時、既に遅し。かもな...。」

スケハチ 「何度も言ってますが、身に覚えの無い怪しい電網手紙は無視してください!
ましてやその接続先で決済札の情報を打ち込むなんて、軽率な行為ですよっ!」

ドジヒコ 「い、今すぐ決済札の使用を止めなきゃ~!」

クロハチ 「...どうやら、ニャンクリックの言う曲者が絡んでいるようだな...」

怪しい親分 「収集した決済札番号で、良い買物ができたなぁ」

怪しい子分壱 「お頭~、早速転売しましょう!」

怪しい子分弐 「電網競売(ネットオークション)に出しましょう~!」

怪しい親分 「うむ!」

ニャンクリック 「にゃにゃん!」

クロハチ 「む!観戦券詐欺を働いた曲者を、ニャンクリックが見つけたぞ!
スケハチ、お主も手を貸せ!」

スケハチ 「わ、わかった!セキュアマル、行くよ!」

セキュアマル 「ワン!」

怪しい親分 「ん?外が騒がしいなぁ。犬とネコのケンカか~?」

ニャンクリック 「ふんにゃ―!」

セキュアマル 「ガウ!ガウ!」

怪しい親分 「ギャー!!」

怪しい子分壱&弐 「た、助けて~!」

クロハチ 「ぬお~!拙者も参戦だ~!」

スケハチ 「よーし、私も!」

怪しい親分 「おのれ~!」

スケハチ 「あ、危ない!」

クロハチ 「愚か者め!!チェスト―!」

クロハチ 「ハットトリック~~!!」

スケハチ 「ふぅ―、観戦券詐欺を働いた曲者をよく見つけましたね、ニャンクリック」

ニャンクリック 「にゃああん」

スケハチ 「電網で詐欺を働いた曲者です!」

スケハチ 「ここにいたのか、クロハチ」

クロハチ 「スケハチ...」

オツル 「あれぇ?なに二人でたそがれてるのよ―」

ドジヒコ 「さがしたぞ~、クロハチのおかげで曲者を捕まえることができたんだってね~?」

ヒコザエモン 「町民たちもホッと胸をなでおろしていましたよ」

キチエモン 「あとでうまい団子をご馳走するよ!」

トビさんトメさん 「ありがたいことで...」

クロハチ 「...スケハチよ、ここ大江戸の情報セキュリティはお主に任せたぞ!」

スケハチ 「は?」

クロハチ 「拙者は大江戸を去ることにした。
どこか遠い町でまた情報セキュリティの啓蒙を続けることにしよう」

スケハチ 「あ、待ってください。君は一体何者...」

クロハチ 「ハハハ...、拙者の名はクロハチ。
急速に進む情報化社会に警鐘を鳴らす者だ!」

クロハチ 「さらば!」

ニャンクリック 「にゃ~ん」

スケハチ 「...」

ドジヒコ 「結局、何者だったんだろうねぇ~」

オツル 「そうねぇ...」

セキュアマル 「くぅ~ん...」

スケハチ 「さあ、帰りましょう。情報セキュリティの道はまだまだ続きますよ!
気を引き締めていきましょう!」

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2010年9月30日以前に公開されたコンテンツについては、本文中の社名は当時のもの(日立システムアンドサービス)となっております。