情報セキュリティブログ ホーム > 大江戸セキュリティ戯画 > 第二幕 第六話 さらばクロハチ

「そういえば、もうすぐ全国蹴球(サッカー)選手権大江戸大会が開かれるんだなぁ。
わくわくするなぁ、セキュアマル!」
「ワン!」
「にゃ...ん」
「世の中は蹴球一色らしいな。あんなのどこがいいんだ?」
「さあ、あっしも分かりません~」
「と、言う訳で全国蹴球選手権大江戸大会に便乗した詐欺を思いついた!」
「さっすが~!」
「さあ、釣って釣って釣りまくるぞぉ~!」
「まもなく全国蹴球選手権大江戸大会が開催されるよ!
観戦券(チケット)は売り切れ続出だ~!」
「あーあ...観にいきたいな。観戦券ほしいな~」
「にゃん...」
「なに~?不穏な動きを感じるのか...。
そうか...。うむ、誰かさんにも知らせておいたほうがよいな...」
「オツルちゃんと全国蹴球選手権大江戸大会を観戦しようと思ったんだけど...
観戦券が手に入らなくて...」
「いいのよ。スケハチさん。気にしないで。でもすごい人気なのね~」
「お取り込み中、すまん。
うちのニャンクリックが何やら不穏な動きを感じると言っている。
大江戸の情報セキュリティを脅かすことかもしれん」
「な、なんだって!?」
「全国蹴球選手権大江戸大会と関係があるのかもしれんな...では!」
「一体なんのことかしら?」
「......」
「どうだ?」
「準備できました~」
「いつでもOKですよ~」
「よ―しっ!送信―!」
「んん!全国蹴球選手権大江戸大会の観戦券?」
「もう諦めていたのに~!まだ観戦券があるのか~、
早く購入しないとホントになくなっちゃうな~」
「決済札で買えるからお手軽だね~」
「よし、買ったぞ~!」
「どうしたんですか?」
「スケハチ~!面目ない!
もしかしてオイラたち詐欺にあったかもしれないんだよ~!」
「え?」
「実はこの間、ある電網手紙が届いたんだけど...
内容は全国蹴球選手権大江戸大会の観戦券が買える、
というものだったんだ...」
「まずは、怪しいと思わなかったのかい?前にもこんなことがあっただろう?」
「う、観戦券欲しさに...」
「決済札の番号を打ち込んじゃったし、心配だな...」
「心配している暇があったら、決済札の使用を今すぐ止めよ!
時、既に遅し。かもな...。」
「何度も言ってますが、身に覚えの無い怪しい電網手紙は無視してください!
ましてやその接続先で決済札の情報を打ち込むなんて、軽率な行為ですよっ!」
「い、今すぐ決済札の使用を止めなきゃ~!」
「...どうやら、ニャンクリックの言う曲者が絡んでいるようだな...」
「収集した決済札番号で、良い買物ができたなぁ」
「お頭~、早速転売しましょう!」
「電網競売(ネットオークション)に出しましょう~!」
「うむ!」
「にゃにゃん!」
「む!観戦券詐欺を働いた曲者を、ニャンクリックが見つけたぞ!
スケハチ、お主も手を貸せ!」
「わ、わかった!セキュアマル、行くよ!」
「ワン!」
「ん?外が騒がしいなぁ。犬とネコのケンカか~?」
「ふんにゃ―!」
「ガウ!ガウ!」
「ギャー!!」
「た、助けて~!」
「ぬお~!拙者も参戦だ~!」
「よーし、私も!」
「おのれ~!」
「あ、危ない!」
「愚か者め!!チェスト―!」
「ハットトリック~~!!」
「ふぅ―、観戦券詐欺を働いた曲者をよく見つけましたね、ニャンクリック」
「にゃああん」
「電網で詐欺を働いた曲者です!」
「ここにいたのか、クロハチ」
「スケハチ...」
「あれぇ?なに二人でたそがれてるのよ―」
「さがしたぞ~、クロハチのおかげで曲者を捕まえることができたんだってね~?」
「町民たちもホッと胸をなでおろしていましたよ」
「あとでうまい団子をご馳走するよ!」
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「ありがたいことで...」
「...スケハチよ、ここ大江戸の情報セキュリティはお主に任せたぞ!」
「は?」
「拙者は大江戸を去ることにした。
どこか遠い町でまた情報セキュリティの啓蒙を続けることにしよう」
「あ、待ってください。君は一体何者...」
「ハハハ...、拙者の名はクロハチ。
急速に進む情報化社会に警鐘を鳴らす者だ!」
「さらば!」
「にゃ~ん」
「...」
「結局、何者だったんだろうねぇ~」
「そうねぇ...」
「くぅ~ん...」
「さあ、帰りましょう。情報セキュリティの道はまだまだ続きますよ!
気を引き締めていきましょう!」