2011年7月のIT総括

2011年7月に話題となったIT関連のトピックスにつき、概要と参考URLを記していきます。

「JailbreakMe 3.0」が公開

7月6日、iPhoneやiPadを容易に「Jailbreak」(脱獄)させることができるツール「JailbreakMe 3.0」が公開されました。iOS 4.3.3を搭載したiPad 2を含む全てのiOSデバイスに対応しています。

Jailbreakとは、アップルが承認したアプリ以外の独自アプリをインストールできるようにセキュリティの制限を解除することで、このツールはWebへアクセスするだけで簡単にJailbreakが可能となります。しかし、これはドライブバイダウンロードと同じ方式であり、悪意のある攻撃者がこの脆弱性を悪用すると、細工が施されたWebサイトにアクセスさせるだけでウィルスに感染させることができます。

iOSを搭載する端末を使用するユーザーは、OSを最新の状態に保ち、Jailbreakしないことが推奨されます。

(英文)Redmond Pieによる動画チュートリアル
iPhoneとiPadの「脱獄」サイト、未修正の脆弱性利用に懸念高まる(ITmedia)
「JailbreakMe 3.0」公開、ついにiPad 2の脱獄が可能に!(気になる、記になる)

グーグルが「Google+」を開始。招待状スパムも確認

6月28日(米国時間)、グーグルは新たなSNS「Google+」を開始され話題を呼びました。現時点では招待制での運用ですが、登録済みのユーザーが他のユーザーを招待するための招待状に関するスパムが増えているとして、セキュリティ関連会社が注意を呼びかけています。

メッセージの送信元が間違いなく自分の知っている友人であり、内容が正規のものであることを確認しましょう。また、メッセージが正規の内容かどうかを確認することが難しい場合もあるため、安易にリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたりすることのないよう注意が必要です。

Google+ プロジェクト
(英文)Google公式ブログ
あなたが受け取った Google+ への招待状はスパムかもしれません(Symantecセキュリティレスポンスブログ)
「Google+」の招待状を騙るスパムに注意(セキュリティニュース)

Mac OS X Lion(10.7)がリリース

7月20日、Mac OS Xの最新バージョン「Mac OS X Lion(10.7)」が発売されました。当面は「Mac App Store」におけるダウンロード販売のみで、前バージョン「Mac OS X Snow Leopard(10.6.6)」からのアップグレードとして販売されています。

同OSには、ピンチやスワイプといったタッチデバイスと同様の操作が可能となる「マルチタッチジェスチャー」機能など、250以上の新機能が搭載されています。

7月21日には、ダウンロード数が発売初日で100万件を超えたことが発表されました。アップルがリリースしたOSの中で販売の立ち上がりが最速ということです。

アップル - OS X Lion
マルチタッチジェスチャー採用でiPadに限りなく近づいた『Mac OS X Lion』(週アスPLUS)
「Mac OS X Lion」が発売、MacBook AirやMac miniのLion搭載新モデルも(INTERNET Watch)
Apple、「Mac OS X Lion」が発売初日で100万ダウンロード突破(ITpro)

JVNがTwitterを開始

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は7月12日より、「脆弱性対策情報データベース JVN iPedia」および「MyJVNバージョンチェッカ」の更新情報をTwitter上で発信するサービスを開始しました。

IPAでは、国内で広く利用されているソフトウェアの脆弱性に関する情報を収集・蓄積した「脆弱性対策情報データベース JVN iPedia」を公開しています。また、利用者のPCにインストールされているソフトウェアのバージョンが最新であるかを、簡易な操作でチェックする「MyJVN バージョンチェッカ」を無償で公開しています。

昨今ソフトウェアの脆弱性を狙った攻撃が増加しており、その対策として、利用しているソフトウェアを最新バージョンに保つことが重要です。個人ユーザーや企業のシステム管理者は、両アカウントをフォローすることで、容易に新着の脆弱性対策情報を取得することができるということです。

Twitterを利用した脆弱性対策情報の発信を開始(IPA)

Android向けマルウェアがここ半年で16倍に増加

トレンドマイクロ社は7月14日、Android OS搭載のモバイル端末を狙う不正プログラムが増加していると発表しました。

同社が7月6日に公開した「インターネット脅威マンスリーレポート」において、Android端末を狙う不正プログラムを検出するパターンファイル数は、2010年12月時点と比較して16倍に増加したとしており、一方、同社TrendLabsが日本からの問合せで取り扱った検体数も2011年に入り大幅に増加しているということです。

また、Androidアプリケーションを装った「Zeus」が出現したことが明らかとなり、カスペルスキー社をはじめとする複数のセキュリティベンダーが警鐘を鳴らしています。Zeusは、銀行口座や各種ログイン情報といったユーザーの個人情報を不正に収集するトロイの木馬型マルウェアで、日本をはじめ世界各国で猛威を振るったことで知られています。

Android OS を狙う不正プログラムとは?(トレンドマイクロ セキュリティ ブログ)
マルウェアの「Zeus」がAndroidを標的に、偽ウィルス対策ソフトも出現 (ITmedia)
今すぐ確認したいスマートフォンを安全に使うための5つのポイント(1/3)(セキュリティ虫めがね)

Twitterが日本語ハッシュタグに対応

7月13日、Twitterが日本語ハッシュタグに対応しました。ハッシュタグとは、ツイートを投稿する際にツイートの中に「#」(ハッシュマーク)で始まる文字列を付加することによって、同じ話題のツイートを他のユーザーから見つけやすくするという機能です。

これまではハッシュタグには半角英数字しか使用することができなかったものの、この日本語対応によりひらがな、カタカナ、漢字などを使用することが可能になりました。ハッシュタグの前後には空白または句読点を入れる、カタカナや英数字は、半角と全角のどちらを使用しても可能などといったルールがあります。詳細は以下を参照してください。

#日本語ハッシュタグ(Twitterブログ)

関連キーワード:

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Mac OS X LionAndroid

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日本語ハッシュタグ

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