情報セキュリティブログ ホーム > セキュリティニュース > 06年第2四半期におけるスパイウエア動向
個人ユーザー(家庭用PC)のスパイウエア感染率は、06年第1四半期において89%と、過去最高を記録した04年以来の高レベル−ウェブルート社が発表したスパイウエアの動向調査の結果によると、こんな傾向が見られるようです。
・「詐欺的セキュリティソフト」が増加の見通し--2006年Q2のスパイウェア動向(ZDNet Japan)
05年以降減少傾向を示していた家庭用PCのスパイウエア感染率が高まった背景には、対策ソフトを回避する“技術の高度化”や、ソーシャルネットワークサービス(SNS)などの新たな流通経路の登場などが挙げられています。
また、トロイの木馬の06年第1四半期の感染率は31%と、こちらも前四半期の29%、前々四半期の24%と比較して増加傾向にあるようです。
特に「Trojan Downloader Zlob」と呼ばれるスパイウェアへの感染が増えているという。Trojan Downloader Zlobは、動画コーデックのインストーラなどに含まれる形で流通し、ユーザーのPCに入り込んだ後に、ユーザーに気づかれない形で別のスパイウェアをダウンロード、インストールするといった挙動を示すものだ。
また、企業ユーザーでは、「システムモニタ」と呼ばれる、クライアントPCの動作状況を監視するスパイウエアの感染が増加傾向にある一方で、ポップアップ広告を表示するようなアドウエアは減少傾向にあるとのことです。
記事では、個人、企業を問わず、今後増加するとみられているのは「詐欺的なセキュリティソフトウエア」による被害と指摘しています。
これらのソフトウェアは、「ウイルスやスパイウェアへの対策ソフトである」との触れ込みでユーザーにダウンロードやインストールを促すが、実際には正しく機能しない。さらに、適当なタイミングで存在しない脅威を検知したとユーザーに告知して、駆除機能を動作させるためとの名目で、クレジットカードによる料金支払いを促すといった挙動を示す。
日本語版のダウンロードサイトを用意しているものもあるため、被害に遭わないよう注意が必要です。