1. 情報セキュリティブログ ホーム
  2. セキュリティニュース
  3. 警察庁が2012年のサイバー犯罪の検挙状況を発表

警察庁が2012年のサイバー犯罪の検挙状況を発表

警察庁が2012年のサイバー犯罪の検挙状況を発表警察庁は3月28日、2012年のサイバー犯罪の検挙状況や、不正アクセス行為の発生状況を発表した。これによると、2012年のサイバー犯罪の検挙件数は7,334件(前年比1,593件増)で過去最高を記録した。また、不正アクセス行為の発生状況については、認知件数1,251件(前年比362件増)、検挙件数543件(同295件増)、検挙人員154人(同40人)と、不正アクセス禁止法の施行以降最多となった。

サイバー犯罪の検挙件数(7,334件)の内訳は、「ネットワーク利用犯罪」が6,613件(前年比1,225件増)、「不正アクセス禁止法違反」が543件(同295件増)、「コンピュータ・電磁的記録対象犯罪等」が178件(同73件増)と、いずれも増加している。

また、「ネットワーク利用犯罪」の内訳を見てみると、最も検挙件数が多いのは「詐欺」(1,357件)で、以下「児童ポルノ」(1,085件)、「わいせつ物配布等」(929件)、「青少年保護育成条例違反」(520件)と続いている。

一方、不正アクセス行為については、認知件数(1,251件)のうち、「オンラインゲームやコミュニティサイトの不正操作」が662件を占めている。続いて「インターネットショッピングの不正購入」(223件)、「情報の不正入手」(99件)となっている。また、検挙された不正アクセスの件数(543件)のうち、不正アクセスに用いたIDやパスワードの入手の手口は、「ユーザーなどから聞き出したり、のぞき見したりしたもの」が229件と最多を占めている。その他、「パスワードの設定・管理の甘さにつけ込んだもの」(112件)、「情報を知りうる元従業員や知人などから入手したもの」(18.9%)が続き、警察庁では、ユーザーに対し、防止策として、IDと異なる文字列でパスワードを設定することや、複数のサイトで同一のパスワードを使い回ししないといったパスワードの適切な設定・管理をあげている。


また、ID、パスワードなどの個人情報を不正に取得しようとするフィッシングや、不正プログラムのへの感染対策として、個人情報の入力を求める電子メールには情報を入力しないといった対策や、発信元に心当たりのないメールの添付ファイルを不用意に開かない、最新のウィルス対策ソフトを利用する、OSやソフトウェアの脆弱性を解消するといった対策を呼びかけている。


平成24年中のサイバー犯罪の検挙状況等について(警察庁)
平成24年中の不正アクセス行為の発生状況の公表について(警察庁)
不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況(警察庁)
2012年のサイバー犯罪、過去最高の7334件を検挙(警察庁発表)

関連キーワード:

サイバー犯罪

フィッシング

不正アクセス

  • 新たなワンクリック詐欺アプリが「Google Play」上で確認される
  • カテゴリートップへ
  • 弁護士・猪木俊宏氏に聞く「法律実務から見るネットサービスのポイント」(前編)