情報セキュリティブログ ホーム > セキュリティニュース > OSの脆弱性に注意を喚起−IPA、1月の届出状況を発表−
IPA(情報処理推進機構)は、2007年1月のコンピュータウイルスと不正アクセスの届出状況を発表しました。これによると、ウイルスを発見したという届出件数は3,513件と12月(3,212件)から9.4%の増加。また、Windowsの脆弱性を突いて感染するウイルス「W32/Fujacks」に関する相談や届出が6年12月から07年1月にかけて多く寄せられていると指摘。OSのセキュリティパッチを適用する、あるいはウイルス対策ソフトを最新の状態にアップデートするといった対策を呼びかけています。
・IPA、1月のウイルス・不正アクセス届出状況、Windows Updateを呼びかけ(CNET Japan)
1月のウイルスの検出数は約102万個と、06年12月の131万個から22.2%減少した。一方、ウイルスの届出件数は3513件で、12月の3212件から9.4%増加した。検出数の1位は「W32/Netsky」で約62万個、2位は「W32/Nuwar」で約14万個、3位は「W32/Stration」で約9万個だった。
また、1月にIPAに寄せられた相談総件数は946件でした。内訳は「ワンクリック不正請求」(233件)、「セキュリティ対策ソフトの押し売り行為」(17件)、「Winny関連」(13件)など。「ワンクリック不正請求」に関する相談件数は、昨年11月(155件)→12月(130件)という減少傾向から一転、増加していますが、これについて記事では、以下のようにIPAが分析したと述べています。
IPAでは、この原因を「06年までは主にアダルトサイトによる被害が多数を占めていたが、07年1月は芸能人関係の情報が掲載されたサイトから、問題のあるサイトへ導かれてしまうケースが増加したため」と分析する。
一方で、記事では、ブラウザソフトの脆弱性(セキュリティホール)を突いて感染するウイルス「W32/Fujacks」に関する相談や届出が6年12月から07年1月にかけて多く寄せられている点も指摘。ユーザー側でパソコンのセキュリティホールを解消していない場合、悪意のWebサイトを閲覧するだけでウイルス感染してしまう可能性があるため、「Windows Update」やウイルス対策ソフトのアップデートなどセキュリティホールの対策を講じることが必要です。
こうした対策に加え、我々ユーザーは、「不明なリンク先のURLはクリックしない」「身元の不明なソフトウエアをダウンロードしない」といった基本的な対策を心がけることも大事です。
<参考>
・コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[1月分]について(IPA)