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Winny流出ファイルはネットワーク上から「消える」場合がある!?

セキュリティ対策企業のネットエージェント社が発表した、Winny流出ファイルの所有者数の推移調査によると、Winnyネットワーク上に流出したファイルであっても、その後、Winnyネットワーク上から消滅したケースがあるということです。

その一方で、掲示板への書き込みやインターネット(Web)への情報掲載、プレスリリース、ニュース報道などにより、Winnyネットワーク上で流出ファイルの所有者が増加し、結果的に、長期にわたって多くのWinny利用者間を当該ファイルが流通する傾向があるということも判明したとのこと。

「掲示板やニュース報道がWinnyで漏洩したファイルの流通を広げる」---ネットエージェント(IT Pro)

 調査は、同社が運営しているWinny検知システムで、流出ファイルのハッシュ値などファイル固有値を基に、ファイルの所有者数を毎日計測して行った。ファイルを「掲示板への書き込みまたは、インターネットへの情報掲載があるものとないもの」、「プレスリリースまたは、ニュース報道があるものとないもの」という条件でファイルを無作為にサンプリングした。

記事によると、調査の結果、Winnyネットワークから消滅した(連続30日以上確認されなくなった)ファイルは12あり、いずれも掲示板への書き込み、インターネットへの情報掲載、プレスリリース、ニュース報道がないものでした。

一方、発見された後100日以上、現在もWinnyネットワーク上にある10ファイルは、掲示板への書き込み、インターネットへの情報掲載、プレスリリース、ニュース報道のいずれかがあったものだということです。

なぜ、一度流出したはずのファイルがWinnyネットワーク上から消えるのでしょうか。その理由として、別の記事では以下のように説明しています。

「Winnyの流出ファイルは“消える”場合あり」、ネットエージェント(IT Pro)

 「Winnyでは、その仕組み上、ファイルをダウンロードしたユーザーが新たなファイル共有者(ファイルを公開するユーザー)になるので、ファイルを流出させたパソコンのアップロードフォルダーから該当ファイルを削除しても、Winnyネットワーク上から該当ファイルは消えたことにはならない。別のユーザーにダウンロードされる前に、該当ファイルを保有するユーザーが(該当ファイルが含まれる)キャッシュファイルを手動で削除すれば、該当ファイルは拡散せずにWinnyネットワーク上から消える」

ファイル流失の事実が広く知れ渡ることが、新たなファイル共有者(Winny上でファイルをダウンロードしたユーザー)を増加させる性質を持っているという点で、今回の調査は、Winny経由での情報流出時における初動対応について、参考になる指標の一つといえるかも知れません。

<参考>
Winnyネットワークにおける流出ファイル推移調査結果について(ネットエージェント社)

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