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パソコンやスマートフォンを安全に利用するために 今すぐ見直したいセキュリティ対策

第2回 最新版のセキュリティ対策ソフトを利用し、ウィルス定義ファイルを常に最新の状態に保とう

ウィルス感染からパソコンを守るために

パソコンやスマートフォンを利用する上での脅威の一つにウィルス(マルウェア)があります。私たちは、インターネット上のサービスを利用することなどにより、マルウェアに感染する危険性があります。近年のマルウェアは複雑化・高機能化しており、特定の組織等を標的に機密情報を盗み出す標的型攻撃にも、情報を盗み出す機能を備えたマルウェアなどが用いられることがあります。また、スマートフォンの端末内の個人情報を外部に送信したり、ユーザーにワンクリック詐欺を仕掛けるような不正なアプリなども問題視されています。

セキュリティ対策ソフトを利用しよう

このようなマルウェアに感染する危険性を軽減するためには、セキュリティ対策ソフトを利用し、定期的に端末をスキャンすることが大事です。セキュリティ対策ソフトは、マルウェアへの感染を防止するためのソフトウェアで、悪意のあるプログラムを端末上で実行させないようにします。最近では、危険なサイトをブロックしたり、迷惑メールをフィルターしたりと、インターネットを安全に使うために必要な機能を次々と追加し、統合的なセキュリティソフトウェアに進化しています。

しかし、せっかくセキュリティ対策ソフトを利用しても、最新版にバージョンアップしていなかったり、ウィルス定義ファイルの更新期限が切れていたりすると、新しいマルウェアに対応することができません。ですから、セキュリティ対策ソフトは最新版のものを用い、ウィルス定義ファイルを常に最新の状態に保つことが大事です。

スマートフォンやタブレットをお使いのユーザーは、Android OS向けに、セキュリティ対策企業が提供するスマートフォン向けセキュリティ対策ソフト(アプリ)があります。iOS向けには、端末をスキャンしてくれる機能を備えたアプリはないものの、Webからの脅威から守るための専用ブラウザー機能を備えたセキュリティアプリなどが公開されています。こうしたアプリを利用することも、端末のセキュリティを高めることに寄与します。

ライセンスの更新を行おう

セキュリティ対策ソフトは、定期的にライセンスを更新する必要があります。ライセンスで定められたウィルス定義ファイルの有効期限を過ぎると、ウィルス定義ファイルが更新されなくなります。ウィルス定義ファイルが更新されなくなると、新しいマルウェアが検出されずに感染する可能性があるため、ライセンスの期限が過ぎる前に更新しましょう。

年に1回はバージョンアップしよう

セキュリティ対策ソフトの多くは、年に1回、大きなバージョンアップがあります。バージョンアップにより、新しい保護機能の追加や、速度改善、検知率向上などが図られるため、バージョンアップにあわせ、最新バージョンを利用することが推奨されます。

試用版ではなく製品版を利用しよう

無料であるからという理由で、有料の製品版から機能を限定した「試用版」を利用するユーザーもいます。しかし、試用版は、マルウェア感染からパソコンを守るための重要な機能が省かれていることがあるため、総合的なマルウェア対策機能を備えた製品版のソフトを利用するようにしましょう。マイクロソフト社からは、無償ながら総合セキュリティ製品に近い機能を持つ「Microsoft Security Essentials」というセキュリティ対策ソフトが公開されているので、費用を掛けられない場合のセキュリティ対策として有用です。


「Microsoft Security Essentials」はWindows XP SP2 以降、Vista、Windows 7に対応しています。なお、Windows 8 では、プリインストールされた「Windows Defender」によって同様のウィルス対策が提供されるということです(画像はマイクロソフト社のサイトから転載)

最後に、セキュリティ対策ソフトを利用していればマルウェア対策は万全かというとそうではありません。セキュリティ対策ソフトで検知できないマルウェアもあるため、最新版のセキュリティ対策ソフトを利用し、ウィルス定義ファイルを常に最新の状態に保つ、セキュリティ対策ソフトで定期的に端末をスキャンするといった対策に加え、以下のような基本的なマルウェア対策を継続することが大事です。

・OSやソフトウェアのセキュリティ修正プログラムを適用し、最新の状態に保つ
・ブラウザーのプラグインやアドオンは最低限にし、最新に保つ
・差出人に覚えのないメールに記されたURLや添付のファイルに注意する
・その他、音楽、映画、ファイルなど、クリックしてダウンロードするコンテンツについては、常に警戒を怠らない

【参考】
感染防止のための知識|ウィルスに感染しないための予防方法(サイバークリーンセンタ-)
パソコンやスマートフォンのソフトウェアを最新に保ち、脆弱性を解消する対策を継続しよう(今すぐ見直したいセキュリティ対策)

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監修者プロフィール

監修者プロフィール

徳丸 浩(とくまる・ひろし)

HASHコンサルティング株式会社代表
京セラコミュニケーションシステム株式会社技術顧問
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)非常勤研究員

1985年京セラ株式会社入社後、ソフトウェアの開発、企画に従事。1999年に携帯電話向け認証課金基盤の方式設計を担当したことをきっかけにWebアプリケーションのセキュリティに興味を持つ。2004年に同分野を事業化し、2008年独立。脆弱性診断やコンサルティング業務のかたわら、ブログや勉強会などを通じてセキュリティの啓蒙活動を行っている。Twitter IDは@ockeghem徳丸さんのインタビュー記事はこちら