はじめに
2026年5月25日(月)~6月1日(月)に開催された、「ITmedia Security Week 2026 春」にて基調講演を行いました。
ITmedia Security Week 2026 春
https://members05.live.itmedia.co.jp/library/MTAxNTUz
講演内容について
今回の講演では、エンドポイントセキュリティというテーマにおいて、「攻撃者の進化に対抗する、次世代エンドポイント戦略」と題して5月28日(木)の13時~13時30分にLive配信にて講演を行いました。

本講演では、独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)による最新の情報セキュリティ10大脅威を起点に、近年の進化する攻撃手口を解説。従来対策の限界をエンドポイント視点からケーススタディを用いて浮き彫りにし、侵入前提のレジリエンスや多層防御を統合し、AIを組み合わせて「戦略的な守り」を提示するという内容で講演を行いました。 アーカイブ配信もありますので、気になる方はアイティメディアIDの登録を行い、ご視聴いただければ幸いです。
講演では次の流れで説明をしています。
1.近年のサイバー攻撃の脅威
2.従来型防御の限界点を探る
3.次世代エンドポイント戦略
サイバー攻撃の脅威では、ダークウェブ観測として、ランサムウェアアグリゲーター(情報収集)サイトの情報を基に、Qilinランサムウェアや、ダークウェブのマーケットについても触れています。 さらに最近ではAnthropic社のClaude MythosのようなフロンティアAIが活発な議論を巻き起こしている中、今後のサイバー攻撃がどのように展開をされていくのかを考察しています。
これらの脅威に対抗するためには、従来型の防御設計からの考え方を転換し、侵入を前提としたサイバーレジリエンスを軸にして戦略的に防御設計をしていかなければならないと感じます。 もちろん、攻撃者のAI利用に対抗するためには、防御側もAIを最大限活用していくことが望まれます。 今後もAIの進化は加速していくと考えられます。こういった進化に対抗するためにも戦略的にセキュリティ対策を考えていただく一助となれば幸いです。
記事の著者
セキュリティアナリスト。セキュリティ診断やペネトレーションテストを行うチームのマネージャー業務に従事。過去には自社セキュリティパッケージ製品の設計・開発者としてC言語を始めC++、C#、Javaやインラインアセンブラなど幅広く使用。社外ではとある機関でマルウェア解析を始め、サイバー攻撃情報の収集、BECあたりの普及啓発にも注力。在職中、経営管理学修士(MBA)取得時と取得後、いくつかの学会において、口頭/ポスター発表を実施。マネージャーをしつつ技術的なところを疎かにしたくはないので奮闘しているが、子育ても始まりさらに悪戦苦闘しつつ日々を過ごす。
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