ACTA(アクタ)とは

ACTA(アクタ)とは、「偽造品の取引の防止に関する協定」と呼ばれ、知的財産権の保護に関する国際条約のこと。正当な貿易等を阻害する知的財産権の侵害、特に模倣品や海賊版の拡散、インターネット上の著作権侵害を取り締まるための包括的・国際的な法的枠組みである。

日本のほか、韓国、米国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、モロッコ、シンガポールの9カ国と、EUおよびEU加盟22カ国が署名(2012年7月現在)しており、このうち6カ国が批准した段階で発効することになっている。

日本では、2012年9月6日、衆議院本会議にて、同協定の締結が承認され、同協定への批准が決定した。署名国のうち批准を決めた国は日本が初である。

批准国は、ACTAの枠組みに沿った国内法令整備などの取り組みが求められる。同協定には、模造品や海賊版のほか、インターネット上のコンテンツやジェネリック医薬品なども対象に含まれており、インターネットサービスプロパイダ(ISP)への監視義務の強制や、ISPから捜査当局への情報提供、ジェネリック医薬品の取り締まり、著作権侵害が疑われるウェブサイトの強制シャットダウンなど、特にインターネット上での表現の自由が制限されるのではないかといった懸念が指摘されている。参加国間での交渉が秘密裏に行われたとの批判もあり、こうした懸念に拍車をかけたようだ。

偽造品の取引の防止に関する協定(ACTA)(外務省)
日本が「ACTA」批准へ、衆議院本会議で可決(INTERNET Watch)

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