違法ダウンロード刑事罰化とは

違法ダウンロード刑事罰化とは、著作権者の許可なくアップロードされた著作物(音楽や動画ファイル)を個人がダウンロードする行為(違法行為にあたる)に対し、刑事罰を導入しようとする動き、または刑事罰が導入されたことを指す。当該行為への刑事罰導入などを盛り込んだ著作権法改正案は、2012年6月15日、衆議院本会議で可決、成立され、同年10月1日から施行される。

2010年の著作権法改正により当該行為が違法行為とされるまでは、著作権法(30条)では、すでにアップロードされたファイルをダウンロードする行為(著作物の複製)は、当該ファイルが違法かどうかにかかわらず「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において」認められてきた(いわゆる「私的複製」)。

改正法では、アップロードされたファイルが違法であることを知ってダウンロードする場合に、従来は罰則規定がなかったものが懲役2年以下または200万円以下の罰金が科されることとなった(ただし、権利者の告訴がないと罪に問えない親告罪)。また、コピーコントロールなどの著作権保護技術が施されたDVDやゲームソフト等を、マジコン等のツールを使って複製する「リッピング」行為が新たに違法と規定された(罰則なし)。

違法ダウンロード刑事罰化については、「捜査権の濫用を招くおそれがある」「慎重な議論が必要である」などとして、日弁連や一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)らが反対声明を発表していた。

セキュリティ用語辞典一覧ページへ

関連キーワード:

違法ダウンロード刑事罰化

  • NISCが「情報セキュリティ2012」を公開
  • カテゴリートップへ
  • ソルト(salt)とは
あなたへのオススメ
2012年11月 5日
2012年10月のIT総括
2012年7月 5日
2012年6月のIT総括