B-CASカードとは

B-CASカード(ビーキャスカード)とは、テレビのデジタル放送を受信、視聴するためのICカードのこと。テレビやチューナーなどのデジタル放送の受信機器に挿入して使用する。B-CASは「BS-Conditional Access Systems」の頭文字を取ったもの。

BSデジタル放送や地上デジタル放送といったデジタル放送では、デジタルデータである映像や音声の不正コピーを防止するためデータを暗号化して送信している。受信機側でデータを復号するためのデータ(固有のID番号と暗号鍵など)が記録されているのがこのB-CASカードである。正規のデジタル放送受信機に同梱して配布され、また、正規の受信機器を購入する以外に入手することができないため、受信者を限定することができ(このような限定受信の方式は「B-CAS方式」と呼ばれる)、デジタル放送の著作権保護に利用されている。

B-CASカードは、2000年12月、BSデジタル放送が開始された際に有料放送契約者を対象とした限定受信システムとして登場した。その後、2002年から開始された110度CSデジタル放送にも採用され、地上デジタル放送開始以降は、デジタル放送を視聴するために必須のカードとなっている。

2012年5月頃には、「B-CASカードの内容を書き換え、有料放送を無料で視聴することができる」という内容が掲示板等で話題となった。しかし、カード内の記録を不正に改変して有料放送を無料で視聴したり、改変プログラムを不特定多数のインターネット利用者に提供したりする行為は犯罪に当たるので、絶対に行わないようにしたい。

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