時刻認証とは

電子文書がいつ作成されたかを第三者機関(認証プロバイダ)が証明する仕組みのこと。具体的には、電子文書に時刻を含んだタイムスタンプを付与することで、データが改ざんされていないことを証明するための認証技術。2005年4月に施行されたe-文書法などに対応する税務関連文書や、企業間で取り交わされる契約書などに応用が期待されている。

そもそも日本における標準時刻は、日本の国家時刻標準機関にあたる独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が公表しており、GPS衛星が持つ高性能な原子時計が発信する時刻から算出している。この時刻をもとに、認証プロバイダがタイムスタンプに必要な時刻を割り出している。

この時刻とともに、電子文書のハッシュ値をタイムスタンプ内に保存することで、その時刻にデータが存在したこと(存在証明)と、確定時刻以降にデータの改ざんが行われていないこと(完全性証明)が証明できるようになる。

電子文書を証明できる時刻認証の有効性は非常に高い。今後は対応するアプリケーションが増えてくるにしたがって、さらに活用の幅が広がるはずだ。

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