1. 情報セキュリティブログ ホーム
  2. セキュリティ用語解説
  3. ステルスマーケティング(ステマ)とは

ステルスマーケティング(ステマ)とは

ステルスマーケティング(ステマ)とは、企業等がその身分や立場を隠して、消費者にそれと気づかれないように宣伝やプロモーション活動を行うことを指す。「ステルス」とは、レーダー等に映らない(敵の検知機能をかわす)兵器の性能を形容する言葉で、転じて、企業等が広告の体裁を取らずに「隠れて」行うプロモーションの性質が形容されている。いわゆる「やらせ」や「サクラ」と同義とされる。

リアル店舗に客を装って列を作る「サクラ」のような手法から、最近では、インターネット上で人工的にクチコミを誘発させようとする手法もある。例えば、飲食店や宿泊施設などのクチコミサイトで、否定的な意見を削除して良い意見だけを残す印象操作などの行為や、報酬を得ているにもかかわらず(実際は広告であるにもかかわらず)、中立的な立場を装い、特定の企業や製品について高い評価を与える記事を公開することなどが挙げられる。こうしたクチコミの多くは、有名ブロガーや芸能人といった情報発信力の高い、影響力のある人から発信されることが多く、広告代理店等を介して報酬を支払い、クチコミを発信するビジネスも存在する。

ステルスマーケティングは、モラルの観点からしばしば非難を受けることがあり、また、ひとたびステマが発覚すれば、ブランドは炎上し、消費者の信用が失墜する可能性もある。米国では、クチコミマーケティング協会(WOMMA)が、連邦取引委員会(FTC)が示した広告ガイドラインに従い、何らかの金銭物品的提供を受けて記事を執筆したりする場合には、広告であることを断ったうえで掲載するよう倫理規定を示している。日本では、2012年、消費者庁が「インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項」を一部改定し、ステルスマーケティングの手法を「問題となる事例」として追加した。

(リンク先PDF)「インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項」の一部改定について(消費者庁)

セキュリティ用語辞典一覧ページへ

関連キーワード:

ステマ

ステルスマーケティング

  • スマートフォンの利用者情報等に関する連絡協議会(SPSC)とは
  • カテゴリートップへ
  • ACCSが「著作権Q&A」コーナーを公開