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ワッセナー・アレンジメントとは

ワッセナー・アレンジメント(Wassenaar Arrangement、以下WA)とは、通常兵器や軍事転用可能な民生技術などの輸出管理を行う国際的な枠組みのこと。正式名称は「通常兵器及び関連汎用品・技術の輸出管理に関するワッセナー・アレンジメント」(The Wassenaar Arrangement on Export Controls for Conventional Arms and Dual-Use Goods and Technologies)。

冷戦の終結とともに、1994年に終了したココム(対共産圏輸出統制委員会)に代わり,1996年に発足した。33カ国で発足し、現在は41カ国が参加する。ココムが共産圏を対象にした枠組みだったのに対し、WAは、特定の対象国や地域に対象を絞らず、すべての地域や国家、非国家主体も対象にしている。

民生技術を軍事技術へ転用する動きが進む中で、通常兵器だけでなく、関連汎用品・技術に関して輸出管理を行う枠組みだ。参加国は、WAで合意された輸出管理対象品目リストに基に、輸出管理を実施する。対象品目リストは毎年改定され、日本においては、外国為替及び外国貿易法輸出貿易管理令、外国為替管理令などによって、国内の輸出管理を行っている。

セキュリティ関連技術では、ネットワーク監視ツールやアンチウィルスなどの技術、製品が輸出規制の対象となっている。また、米国では、2015年の改定で、ネットワーク侵入やトラフィック検査に関連するネットワーク分析ツールや、コンピュータやネットワーク、周辺機器の脆弱性を検出するツールなどを規制対象に含めたい意向であることが報じられた。

日本においてはセキュリティ関連技術や製品の海外依存が高く、脆弱性検査ツールなどは米国製が大半を占めているともいわれることから、リスト改定の動向に注目が集まっている。

・(英文)The Wassenaar Arrangement

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