WPA3とは

WPA3(Wi-Fi Protected Access 3)とは、無線LANの暗号化技術であるWPAの新しい規格のこと。無線LANの普及促進の業界団体であるWi-Fiアライアンス(Wi-Fi Alliance)によって策定され、2018年6月に発表された。

これまでの暗号化方式は、WPAを改善し、共通鍵暗号アルゴリズムであるAES(Advanced Encryption Standard)に対応したWPA2(Wi-Fi Protected Access 2)が広く普及してきた。

しかし、2017年にKRACKsとよばれる脆弱性が確認され、悪用された場合、無線LANの通信範囲に存在する第三者により、通信内容が解読されたり、特定の場合に通信内容が改ざんされたりする可能性があることがわかった。

こうした状況を受け、発表されたのがWPA3だ。WPA3には2つのタイプがあり、それぞれ個人向けの「WPA3-Personal」と、企業向けの「WPA3-Enterprise」が用意されている。両者は基本的な特徴は共通しており、企業向けには、政府機関や金融機関など、高い機密性が求められる通信を可能にする、192ビットの暗号と同等の強度を備えた防御機能が用意されている。

WPA2からの改善点としては、「パスワード破り」に対する認証が強化されたほか、パスワードを破られた場合にも、暗号化されたWi-Fi通信を解読できないよう暗号化機能が強化されている。

実際にWPA3が普及するにはしばらく時間がかかると見られ、当面は、新製品のオプションとして搭載され、WPA2との相互運用機能を備えるなどの移行措置がとられるものと考えられている。

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