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園田道夫と行く、セキュリティ草の根コミュニティ(前編)(2/2)


ブログ全盛期とセキュリティ周辺の人々

★IPA(情報処理推進機構)で非常勤研究員も務めていらっしゃるんですよね。

―2003年の終わりころに会社やめますってブログ(「極楽せきゅあ日記」)に書いた時に誘われて入ったのがIPAです(笑)。IPAではウェブサイトとソフトウェア脆弱性届け出制度の制度設計に携わったりしていました。まあ、そういう事情でIPAに身を寄せているのもあるんですが、あとは本当にめちゃくちゃですね。講演をしたり、漫画の原作を担当したり...。

★『アクセス探偵IHARA』ですね。あれはどういう経緯で?

―アレは漫画の前に、『にわか管理者奮闘記』っていうウェブの連載があったんですね。これがウケたんですよ。これに味をしめて、やっぱりストーリー仕立てだよね、じゃあ、漫画は?っていう流れですね。これもブログに書いたところ、編集者がつきまして(笑)

★いろいろなことがブログに書くことで決まっていきますね(笑)。今はすっかり、twitterやFaceBookの勢いに押されている感のあるブログですが、2003年ころというと、かなり盛り上がっていたころではないでしょうか。

―ちょうど流行り始めたころですよね。はてなが、さかんに脆弱性を修正していた頃ですね。脆弱性を指摘するのもユーザーだったりして、そういう文化というか動きが出てきたころです。

★SNSに比べてブログって孤独というか、みんなに読んでもらうには若干敷居が高かったような気がしますが、園田さんのブログはいかがでしたか。

―僕のブログも最初はだれもみてなかったですよ。別に戦略的に考えていたわけではないけど、いろいろ書いたりはしましたね。まだはてなブックマークもなかった頃ですよ。普段はあんまり来ないんだけど、たとえば、セキュリティホールメモに取り上げられたりすると、アクセスがどっと増えて、固定客がついたりするんですよ。そういうのを繰り返していくと、仲間ができたりもしますね。そうすると書いていてもやりがいがでてきますよね。当時は、ブログも牧歌的だったんですよ。コメント欄で戯れたりして。

★いわゆる「ネット上で戯れる」「馴れ合い」っていう行為のルーツというか(笑)。

―そうかもしれないですね(笑)。ハンドルネームでみんな集まって、コメント欄で戯れる。ただ、もちろんそれだけではなくて、こうしたブログブームと同時多発的に、勉強会ムーブメントが起きたり、セキュリティの草の根コミュニティみたいなものが一気に広まり始めたのがこの時期です。

園田道夫

セキュリティ勉強会ズラリ

★セキュリティといえば、勉強会ですよね。

―セキュリティの勉強会は、port139こと、伊原さんがはじめた。伊原さんっていうのは、先ほど話に出た『アクセス探偵IHARA』のモデルになった人です。変なパソコン教室借りてやったんですけど。パソコン教室でパソコン並んでるのに、ケーキを食っていたという(笑)。

★知る人ぞ知る、「ケーキオフ」ですね。なんでケーキなんですか。

―伊原さんが甘いもの好きだったんです。ケーキオフにはじまり、セキュリティの勉強会は食べ物を絡めたものが多い。まっちゃ139まっちゃだいふくさんなんて、ハンドル名からして食べ物ですしね(笑)。蕎麦を絡めたセキュそば。それから、浜本さんのセキュリティもみじ。これは、広島なんで、もみじまんじゅうですね。あと、食べ物じゃないけど有名なのがセキュポロ。札幌で行われているのでセキュポロ。こうした勉強会のルーツは伊原さんですね。

★今度は伊原さんにお話を聞いてみるのもいいかもしれませんね。さて、前編はこれくらいにして、後編ではセキュリティ&プログラミングキャンプのことなどについてお聞きしたいと思います。

園田道夫


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