1. 情報セキュリティブログ ホーム
  2. セキュリティニュース
  3. 14歳少年がフィッシング詐欺で書類送検

14歳少年がフィッシング詐欺で書類送検

パソコン以外の機器によるインターネット接続の普及など、ネット利用者の底辺拡大に伴い、利用者の低年齢化も進んでいます。5月30日には、名古屋市内に住む14歳の少年が、不正アクセス禁止法違反と著作権違反の疑いで警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと池袋署に書類送検されました。

14歳少年が使ったフィッシング詐欺の手口(日経パソコン)

記事によると、少年は、NHN Japanが運営するオンラインゲーム「ハンゲーム」のページを偽装、利用者94人の情報を不正に入手した「フィッシング詐欺」の容疑がかけられています。こうして詐取した他人の情報を使って、約350回もサイトに不正にアクセスしたとのことです。

 少年が作成した偽ページは同社の「ヘルプ・お問い合わせ」画面の一部。ハンゲームに無料登録したユーザーは、アバター(サイト内で自分の代わりをつとめるキャラクター)を持つことができるが、少年はこのアバターをまず偽装。通常、同社の運営スタッフしか利用できない「STAFF」と描かれた背景を使い、同社のスタッフになりすました。

 そのうえで、ハンゲームを利用しているユーザーに対し、「ゲーム内で違反したが、反省文を記載すれば罰則を免除する」といった虚偽のメールを送信し、偽サイトに誘導。計94人から氏名やID、パスワード、反省文などの情報を不正に入手した。

今回の事件では、少年が他人になりすまして約350回にわたってサイトに不正にアクセスしたことが明らかになっています。記事によると、主にオンラインゲーム内での被害であるとのことで、不正アクセスによって、金銭的被害があったのかどうか、またその具体的な被害額などは明らかにされてはいないようです。

しかし、今回の事件は加害者の年齢の低さもさることながら、色々な教訓を浮き彫りにしたのではないでしょうか。

すなわち、金融機関などの金銭的財産にかかわるサービスだけでなく、個人情報を登録して利用しているオンライン上のサービスであれば、いついかなるときでも、その個人情報を狙った詐欺行為の標的になりうること、そして、いわゆる未成年の年代層も、こうしたネット上の脅威について被害者のみならず加害者になりうるということです。

関連キーワード:

フィッシング

フィッシング詐欺