マカフィーが米国のクリスマスシーズンにおけるセキュリティリスクに関する調査結果を発表
マカフィー社は、11月21日、米国のホリデーシーズンにおける「ホリデーストレス」(12月病、クリスマス・ブルー)に関する調査結果を発表した。これは、米国在住の18歳から55歳までの成人2,472人を対象に実施されたもので、これによると、公衆無線LANを利用してオンラインショッピングを行うことや、不審なECサイトから商品を購入するなどの「危険を顧みない」利用者が51%にのぼることがわかった。
ホリデーシーズンにおいて金銭的ストレスが高まりがちだと回答した利用者は79%にのぼり、53%の利用者はこうしたプレッシャーからオンラインショッピング中に不注意になりがちだと回答している。
オンラインショッピングでは、購入プロセスにおけるセキュリティリスクよりも、利用者はより安価で購入することに関心が高い。たとえば、利用者の56%がより安価で購入できるなら、よく知らないWebサイトを利用することに抵抗がないと回答、さらに31%の利用者が、より安価な買い物をするために、疑わしいメールのリンクをクリックすることがあると回答している。
マカフィー社は、ホリデーシーズンは、金銭的な観点から1年の中でストレスの多い時期であり、過度なストレスや注意散漫によって、セキュリティのガードが緩んでしまう可能性があると指摘、ID盗難や金銭的な被害につながる買い物のリスクについて熟慮し、自分自身を守るために適切な措置を講じることが重要だと述べている。
そして、オンラインショッピングの際に注意すべきポイントとして「決済の際は公衆無線LANではなく安全な接続を確保する」「メールのリンクをクリックする前に一呼吸置き、情報元に直接、特価情報や出荷の事実を確認する」「セキュリティソフトなどを利用し、セキュリティ保護をした上でWebを閲覧する」といったポイントを挙げている。
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