仮想通貨サービス「MyEtherWallet」をかたるフィッシングに注意喚起
5月22日、フィッシング対策協議会は仮想通貨サービスの「MyEtherWallet」をかたるフィッシングメールが確認されたとして注意喚起した。
メールの件名は「MyEtherWalletアカウントのお知らせメールの受信設定をご確認ください」「MyEtherWallet[重要なお知らせ]」「ご利用の MyEtherWallet アカウント: メールアドレスの確認」などとなっており、アカウントの安全を保つためアカウントをロックしているという内容の文面となっている。
メール文面のURLをクリックし、アカウントのロックを解除するよう促しているものの、リンク先はフィッシングサイトとなっており、お財布情報(サービスにログインするためのパスワードなど)を盗み取られる可能性がある。なお、フィッシングサイトのURLは次のとおりだ。
http://www.●●●●.cc/
http://www.●●●●.com/
http://www.myether●wallet.org/
http://www.myetherwall●et.org/
http://www.myetherwallet●.cc/
http://www.myetherwallet●.org/
http://www.myetherwallet●.com/
http://www.myetherwallet.com.●●●●.xyz/
https://www.myetherwallet●.org/
https://www.myether●wallet.org/
https://www.myethe●wallet.cc/
同協議会では、類似のフィッシングサイトが公開される恐れもあるとして注意を呼びかけるとともに、フィッシングサイトにてお財布情報などを絶対に入力しないよう注意を呼びかけている。
利用者がフィッシングの被害を未然に防ぐためには、個人情報の入力を求めるメールは疑ってかかるなど、メールの取扱いに注意するとともに、アクセスしたサイトが本物かどうか「アドレスバー」のドメイン名を確認するなど、Webサイトを目視確認するクセをつけるようにしたい。
また、パソコンのOSやアプリケーションなどのソフトウェア、ブラウザーのプラグインなどを最新の状態に更新し、最新のセキュリティソフトを使用し、ウイルス定義ファイルを常に最新の状態に保つといった基本的なマルウェア対策も併せて継続することが推奨される。
・MyEtherWallet をかたるフィッシング (2019/05/22)(フィッシング対策協議会)
・あなたのパスワードが狙われている!フィッシングの被害を防ぐための4つのポイント(今すぐ見直したいセキュリティ対策)
・「人の脆弱性」が悪用される! メール等の安全な取扱いのポイントについて聞いてみた(辻 伸弘のセキュリティ防衛隊)
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