「情報セキュリティ安心相談窓口」に3,275件の相談が寄せられる
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は、7月23日、「情報セキュリティ安心相談窓口」の相談状況(2019年4月〜6月)を発表した。これは、2019年4月1日から6月30日の間に対応した相談に対する統計を紹介するもの。
これによると、同窓口に寄せられた相談件数は3,275件と、前四半期から約3.3%減少した。そのうち、相談員による対応件数は2,007件だった。
レポートでは、主な手口に関する相談員の対応件数も発表されている。
まず、ウイルスを検出したという偽警告で不安を煽り、電話をかけさせてサポート契約に誘導する「ウイルス検出の偽警告」に関する相談件数は348件で、前四半期から約36.6%減少している。
続いて、「ワンクリック請求」については、パソコンとスマートフォンをあわせた相談件数が80件となり、前四半期から約31.2%増加している。
また、「不正ログイン」に関する相談件数は80件で、前四半期から約3.6%減少。「宅配便業者をかたる偽SMS」に関する相談件数は、459件となり、前四半期から約37.0%増加している。
そして、「仮想通貨で金銭を要求する迷惑メール」については、91件の相談が寄せられ、前四半期から約22.2%減少となった。
・情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2019年第2四半期(4月~6月)](IPA)
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