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家族が仕掛けたキーロガーが奏功!?

英国では、「母親が自分の息子のパソコンにキーロガーを仕掛け、行動を監視していたところ、米国人男性との不振な関係に気づき、結果的に息子が性的被害に遭うのを食い止めた」というニュースが報じられました。

母親がスパイウェアで息子を監視、ポルノ男との"デート"阻止(ITmedia)

英国のセキュリティ企業Sophosが伝えたところによると、事件の概要は以下の通りだということです。

 この母親は15歳の息子のネット利用を監視する目的で息子のPCにキーロガーソフトを仕掛けていたが、相手の米国人男性の目的に気付き、英国の警察に通報。報告を受けた米国の出入国管理当局が、英国行きの便に乗ろうとしていたジェイソン・バウアー被告(26)を逮捕した。

バウアー被告は英国の10代の少年たちとの間でポルノ写真やビデオを交換しており、少年に会うため英国に向かうところだったとされる。

母親が仕掛けていたキーロガーソフトは、キーボードからの入力内容を監視して記録するソフトで、もともとデバッグなどに利用するツールでした。ただ、その性質上、他人のパソコンにこっそり仕掛けて、ログインIDやパスワードといった個人情報を盗む不正行為に悪用されることが多く、最近では、通信機能を備え、盗み取った情報を、仕掛けた者へ自動的に送信するプログラムも多数、報告されています。

今回のケースは、他人の個人情報を不正に入手することが目的でないのは明らかですが、親が子どもの了解なしに子どもの私物であるパソコンにこうしたソフトウエアを仕込んだのであれば、プライバシーの侵害など法的に問題となる可能性もあります。

例えば、昔、携帯電話が普及する前の多くの家庭には「親子電話」というのがあって、子どもが部屋で子機で長電話などしようものなら、リビングにいる親が、親機の受話器経由で子機の通話内容を聞こうとしたり、ひどいときは通話に割り込んできたり......、などという光景は日常的にあったように記憶しています。

子どもの行動を監視する目的は同じだったとしても、この親子電話のようなことが、例えば親が子どもの部屋に盗聴器を仕掛けたという話だったら、少し話の方向性が違ってくるように感じます。

今回のケースでは、仕掛けたキーロガーによって、結果的に親が子どもを守ることができましたが、記事の中で、Sophosは以下のように指摘しています。

「親が子供を監視する手段としてスパイウェアソフトを宣伝している企業は多数あるが、一番いいのは家族がいる所にPCを置いておくことかもしれない」とアドバイスしている

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