FISCとは

FISC(The Center for Financial Industry Information Systems:公益財団法人 金融情報システムセンター)とは、金融情報システムに関連する様々な問題についての調査研究を行う公益財団法人のこと。

1984年11月に、金融機関や保険会社、証券会社、コンピューターメーカー、情報処理会社などの出捐(財団法人設立のため一定の財産を提供すること)を受け、当時の大蔵大臣の許可を得て設立された。その後、2011年4月からは公益財団法人に移行し、2017年3月現在、644機関が会員となっている。

FISCの活動の基本となるのは、金融情報システムに関する技術的問題、IT利活用やリスク管理、セキュリティなどの調査研究だ。会員企業から派遣されたスタッフを中心に、国内外の金融機関やメーカー、学術機関や専門家等と交流しながら、現状や課題、将来への発展策等について研究を行っている。

こうした活動を通じて得られた知見は、いわゆる「FISC安全対策基準」(「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準・解説書」)などの各種ガイドラインや調査レポート、あるいはセミナーや講演会等を通じて公開されている。

FISCが刊行しているガイドラインは、上記のFISC安全基準のほかにも、「金融機関等のシステム監査指針」「金融機関等におけるコンティンジェンシープラン策定のための手引書」「金融機関等におけるセキュリティポリシー策定のための手引書」などがある。

特に、FISC安全対策基準は、オンラインの金融サービスを提供するシステムや、金融機関との決済業務に使用するシステム、顧客情報を扱うシステムなどを対象に、システムを構築する際に順守すべき手順やシステム要件が解説されており、金融情報システムの共通の安全対策基準として使用されている。

セキュリティ用語辞典一覧ページへ

関連キーワード:

FISC

FISC安全対策基準

調査研究

金融情報システム

  • IDCが2022年の国内情報セキュリティ製品市場規模を3,602億円と予測
  • カテゴリートップへ
  • 2018年5月のIT総括