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No More Ransom(ノーモアランサム)とは

No More Ransom(ノーモアランサム)とは、セキュリティベンダーであるカスペルスキー社とインテル セキュリティ(マカフィー)社の2社が、欧州刑事警察機構(ユーロポール)、オランダ警察と協力して2016年7月に立ち上げたプロジェクト。法執行機関とセキュリティベンダーが連携し、ランサムウェアの被害に立ち向かうことを目的としている。

プロジェクトが運営するポータルサイト「No More Ransom」では、一般ユーザー向けにランサムウェアについての知識や、ランサムウェアによって暗号化されたファイルを復元する復号ツールなどが提供されている。

2016年12月には、新たに8カ国の警察機関が加わり、後継で22カ国の警察機関が参加することが発表された。また、復号ツールなどを提供する「アソシエートパートナー」として、Bitdefender、Emsisoft、Check Point、Trend Microの4社が参加し、合計で30を超える官民組織が参加することになった。

カスペルスキー社によると、2016年12月までに、提供されている復号ツールを約6,000人のユーザーが利用し、ファイルの復号に成功したという。ツールが公開されているポータルサイトは、オランダ語、ロシア語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語の合計6つの言語で公開されており、今後、新たな言語をサポートしていく予定だ。

ランサムウェアの被害は引き続き増加傾向にあり、インテル セキュリティの脅威レポート(2016年第1四半期)によると、ランサムウェアの増加率は、この1年で113%となっている。また、IBMが2016年12月に発表した調査結果によると、2016年に送信された全スパムメールのほぼ40%をランサムウェアが占めており、FBIによるサイバー犯罪に関する推計では、2016年1月から3月のランサムウェアの被害額は2億900万ドルに達しているという。

ランサムウェアに感染すると、パソコン内のファイルが暗号化され開けなくなってしまう。ユーザーは、セキュリティソフトを導入し、定義ファイルを常に最新の状態に保つことや、OSおよび利用ソフトウェアを最新の状態にするなどの基本的なマルウェア対策が推奨される。また、ランサムウェアの被害に備え、重要なデータは定期的にバックアップを取るなどの対策を講じることが望ましい。

・(英文)「No More Ransom」のポータルサイト

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