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園田道夫と行く、セキュリティ草の根コミュニティ(前編)(1/2)

あるときは、セキュリティ漫画の原作者。またあるときは、セキュリティ&プログラミングキャンプのブレーン。しかしその実態はセキュリティ界の宴会部長...? 今回のゲストは、教育から飲み会まで、セキュリティのことなら何でもこなす園田道夫さん。さてさて、本当は何をしている人なのかといいますと...

園田道夫

サイバー大学で教えるということ

★いろいろな活動を行っている印象がある園田さんですが、メインの活動というと何になるのでしょう?

―メインの活動は、サッカー観戦かな(笑)。 というのは冗談で、サイバー大学のIT総合学部というところで情報セキュリティを教えています。これがメインの仕事のひとつですね。

★サイバー大学は、インターネット経由で講義が行われるんですよね。生中継ですか?

―動画をあらかじめ撮っておいて、それを配信します。学生は、24時間いつでも受けられるというものです。

★録画なんですね!リアルな講義と比べて違いはありますか?

―まずはですね、スタジオでオーディエンスがいないところで講義をするというのが結構たいへんなんですよ。普通の講義だったら、これはウケたな、とか、寝てるな、とかわかるでしょう。反応を見ながら講義が進められるけれど、録画だとそれができないのがネックですね。

★学生との交流はあるんですか?

―掲示板や、会議室といったシステムがあり、メールのやりとりがあり、あとは履修相談はスカイプで行ったりしていますね。実際に会うのは、各地で行われている入学前の説明会くらいですね。

★学生さんと顔を合わせないことによる影響は?

―そうですね、やはり、厳しいですよ。真面目なかたが多いので、履修率は高いんですが、ひとりで講義を受けているわけで、めげやすいんですよね。横のつながりもあるけど、バーチャルですし。閉じこもろうと思えば、すぐ閉じこもれるので、コミュニケーションが大事ですね。励ましていかなければいけない。リアルな大学は、とりあえず教室いればなんとかなるでしょう。なんだかんだ言っても、わいわいやれる「場」がある。サイバー大学の場合それを個別にやらなければならないのが大変ですね。

★その他に学生の傾向などはありますか?

―そうですね、まず、6~7割が社会人です。それで、学位がほしいというよりは、ITを学びたい、スキルアップしたいという人が多いですね。入試がないので入るのは簡単ですが、出るのは大変だと思います。履修はフレキシブルで4年に縛られるということはありません。社会人の方は、突然繁忙期に襲われたりするので、この半期は出られないとか平気でありますね。学費の体系の話をすると、普通は、年学費、固定費でいくらとなるわけですが、サイバー大学の場合、従量課金です。受けた講義の数×いくら、なので、別に在籍してるだけでも損しないんです。

★それはいいですね。みなさんだいたいどれくらいで卒業されるんですか?

―卒業生が本格的に出るのが今期なんですが、目安としては、だいたい5~6年でしょうね。一回大学、大学院を出ているのに、知識を身につけたいという人は、急いで学位がほしいわけではない。むしろじっくり勉強したい。ゆっくり論文を仕上げたい、そういう人が多い傾向にありますね。

園田道夫


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