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藤川真一氏に聞く「えふしん流・モバイルとネットコミュニケーションの読み解き方」(前編) (1/3)

 ケータイ用Twitter接続サービス「モバツイ」開発者として知られる藤川真一氏。2007年、会社員をする傍ら自宅サーバーで開発した「モバツイ」は、Twitterのブレイクとともに100万人以上のユーザーに利用されるサービスに成長しました。今回のインタビュー前編では、現在、次の活動の準備中である同氏に、「モバツイ」の開発、運用秘話や、モバイルとセキュリティについて開発者視点から語っていただきました。

藤川真一氏

藤川真一(ふじかわ・しんいち)
株式会社想創社代表取締役

工学部卒業後、製造業の会社にてエンジニアとして新製品開発を行う。2000年からWeb業界に転職。(株)paperboy&co.で、ショッピングモールサイト「カラメル」のプロデューサーなどを務める。2007年に会社員の傍ら自宅サーバーでツイッター接続サービス「モバツイ」を開始。ブログ「F's Garage」ではWebテクノロジーや、ビジネス、情報設計などに関する情報発信を続けている。Twitter IDは@fshin2000。

製造業からWebの世界へ転身し、一人でWebサービスを立ち上げた

★ご自身のこれまでのお仕事について教えてください。

 新卒で工学部を卒業後、半導体製造装置を作るメーカーで電気制御のエンジニアをしていました。新規の製品開発でプログラムをいじっていた頃に、インターネットが台頭してきました。私は、もともとパソコン通信をやっていたのですが、インターネットの世界には知らない知識や技術がたくさんあることを知り、このままじゃまずいと考えネットの業界に転職しました。

★いつ頃のことでしょうか。

 2000年10月です。Web制作のベンチャーに入社し、2005年末まで、受託開発や自社プロダクトの開発に携わりました。動画配信のCMS(コンテンツ管理システム)の開発なども行いました。まだYouTubeが出てくる前の頃ですね。2006年からは、GMOグループのpaperboy&co.に転職し、Webサービスを手がけました。「カラメル」というショッピングモールの立ち上げにかかわり、途中からはプロデューサーという立場で予算の策定を行う責任者の立場に変わりました。

★「モバツイ」の開発もこの頃でしょうか。

 そうですね。2007年4月に、会社で働く傍ら個人で開発し、公開当初は「モバツイッター」(movatwitter)という名称でした。2007年当時は、Twitterは第一次ブームとも呼ぶべき、アーリーアダプター層の人が使い始めた頃でした。2009年夏くらいにTwitterが一気にブレイクして、モバツイも一気にユーザーが増えました。アクセスが増えた結果、負荷問題に直面しまして、自宅サーバーのハードウェアの限界を感じてアマゾンのクラウドサーバーに移行しました。2009年の6月のことです。

★その後はどんなお仕事をされたのですか?

藤川真一氏

 paperboy&co.では、2008年末、1年後に会社を辞めると上司に伝えました。責任ある立場だったので、ちゃんと後継者を育てるというのと、ビジネス上の売上目標を達成してから辞めたいという思いがありました。そして2009年末に退職し、2010年1月に想創社(そうそうしゃ)という会社を起業しました。起業後もモバツイの運営に携わっていくことになり、2010年9月には、ゲームクリエイターの斉藤由多加氏との縁で、彼の会社と合併してマインドスコープに社名変更しました。


★モバツイ事業にはいつごろまで携わったのでしょう?

 2012年5月です。モバツイ事業は広告で収益を上げる広告モデルですが、スマホの普及やTwitterの変化等もあり、ビジネスモデルの根幹の部分が変化してきました。こうした状況で、一旦マインドスコープをリセットする形で、モバツイ事業を株式会社jig.jpに売却することにしました。現在は、改めて株式会社想創社を設立して、次なるチャレンジを開始しています。

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