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武田圭史氏に聞く「イノベーションとセキュリティの両立を目指して」(前編)(1/3)

慶應義塾大学 環境情報学部教授の武田圭史氏。情報セキュリティの黎明期より研究に携わり、特に侵入検知システムでは第一人者の一人として知られています。「やりたいことを始めるのに遅すぎることはない」をモットーに様々なことにチャレンジされており、当ブログの「セキュリティいろはかるた」の監修もしていただきました。今回のインタビュー前編では、「セキュリティいろはかるた」での印象的なエピソードや、大学での研究や指導等を通じて「見えない脅威を見える化する」取り組みについてお聞きしました。

武田圭史氏

武田 圭史(たけだ・けいじ)

1970年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。防衛庁・航空自衛隊およびアクセンチュア株式会社勤務の後、カーネギーメロン大学客員教員同日本校教授を経て現在、慶應義塾大学環境情報学部教授。兵庫県参与など官公庁における情報セキュリティ関連委員等就任。情報セキュリティ分野における研究開発・運用・人材育成・コンサルティング等幅広い業務に従事している。

「いろはかるた」は、身近なところにあるセキュリティについて考えもらうきっかけになって欲しかった

★はじめに、2008年に監修いただいて公開した「セキュリティいろはかるた」では大変お世話になりました。

いえ、こちらこそお世話になりました。

★同かるたは「ミニマム・リテラシー」をテーマに、情報セキュリティの基本的なポイントを解説したものですが、監修時やリリース後に印象に残るエピソードなどあればお聞かせください。

そうですね。セキュリティの研究というのは、何か形になったモノを作ることが少ないです。それゆえ、成果を目に見える形で示すのが難しい分野でもあるのですが、それが形にして出せたというのが、私としても嬉しいです。制作チームも面白いメンバーが集まって、一緒に作れたのが印象的でした。大学の研究展示会などでも使わせてもらったんですよ。展示スペースの壁や柱一面に、かるたを貼って、来場者に関心を持っていただくきっかけになったので良かったです。

★かるたの句やテーマに込めた思いなどはどういうものでしたか?

かるたを見た方はどう感じたか分かりませんが、制作側としては、一番は「ウケるかどうか」でした(笑)。「みんな気になっているけど、本当のところはどうなの?」という問題を、そうだったのかと納得して、クスッとしてもらえればいいと思います。例えば、メールの添付ファイルにパスワードをかけて、パスワードをそのあとメールで送るというような句がありましたが、あれも、本当にこれで正しいのだっけと思いながらやっている典型例の一つだと思います。

★言われてみればそうですね。

そんな風に、身近なところにあるセキュリティについて考えてもらうきっかけになって欲しいです。あと、かるたと言えば、日立ソリューションズの「かるた大会」も凄いですね。かるたを取る拍子に全身が空中に浮かんでいるような写真がサイトに載っていたのが印象的でした。

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