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セキュリティ虫めがね 第4回 社会人として知っておくべきソーシャルメディアのリスクと賢い活用術(1/3)

セキュリティ虫めがね

K子のフレッシュセキュリティ4コマ

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ソーシャルメディアの今

 日々の出来事や気になるトピックスを知人とインターネット上で共有できる場を提供するソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS:Social Network Service)。中でも有名なソーシャルメディアといえば、2011年3月末時点で2,300万人を超えるユーザー数を誇る「mixi」をはじめ、デモの呼びかけなど中東地域の政局に大きな影響を与えたと言われている「Facebook」、140字以内でつぶやきがタイムライン形式で表示され、東日本大震災の際には安否確認など様々な場面で活躍した「Twitter」などが挙げられます。

 最近では、個人が情報発信するだけでなく、企業自らがアカウントを取得してイベントやニュースなど情報発信を行うマーケティングツールとして、ソーシャルメディアが積極的に活用されています。2010年3月にアメリカの調査会社が発表したWebサイトのアクセスランキングでは、首位を独走していた検索エンジンのGoogleをFacebookが抜いて一位を獲得するなど、今ではソーシャルメディアがインターネットへアクセスする動機の大きな要因の1つになっているといっても過言ではありません。

 ただ、多くの人が利用するソーシャルメディアだけに、様々な問題点も明らかになっています。特に、個人情報を一部公開することが前提となるサービスもあり、発言内容が意図しない形で広がり、実社会に大きな影響を与えてしまった事件も起こっています。

 ソーシャルメディアは様々なメリットを与えてくれますが、大きな影響力を持つものだけに、企業としてソーシャルメディアに対するリスクを従業員に啓蒙しなければならない時代なのです。そこで、社会人としてソーシャルメディアをどのように利用したらいいのか、そのリスクと対策について見ていきます。

これだけある「ソーシャルメディアの個人利用」に潜むリスク

 まず、ソーシャルメディアを個人で活用する際に起こりうるリスクについて考えていきます。

(1)個人情報の漏えいが社会生活に影響を与える
 ソーシャルメディアを利用する際には、ニックネームをはじめ、名前や勤務先、メールアドレスなど何らかの個人情報の登録が必要です。登録した情報をどこまで公開するのかは本人次第ですが、ある程度公開しないと知人から発見されにくくなってしまうため、幅広く情報を公開している方も少なくありません。そのため、交流範囲が広がるにつれて個人情報が広範囲に拡散し、意図せずに漏えいしてしまうリスクが考えられます。場合によっては、一方的に知らない相手から気に入られてしまい、ネットストーカー行為などによって個人情報が暴露され、社会生活に支障が出てしまう場合もあります。

(2)知人の発言が気になりすぎて中毒化
 会話に近い交流を行うソーシャルメディアだけに、知人の発言が常に気になってしまい、スマートフォンなどでいつでもどこでも情報を確認しないと落ち着かなくなってしまうケースも見受けられます。ユーザーにとって利便性の高いサービスだけに、依存度が高く、中毒化してしまう傾向があるようです。

(3)過去の情報が現在に影響を与えてしまう
 "若気の至り"で何気なく書き込んだ情報が数年後に読み返されてしまい、現在の立場を危うくすることも懸念されます。「数年前の発言ではこんなことを言っていたくせに、今はこんな活動をしている」と、過去の情報を引き合いに出して現在の活動を非難されてしまうことも。一度書き込んでしまうと過去が固定されてしまい、今の活動に大きく影響を与えてしまうリスクもあります。

(4)意図しない形で情報が利用される
 多くの人と交流を深める目的で、趣味、社会的関係、購買履歴など様々な情報を登録する機会も多いことでしょう。ただ、これらの情報はソーシャルメディアを運営している企業や第三者からすれば、別の目的で利用できてしまう情報となり得ます。マーケティング情報として活用されるのはイメージしやすいですが、例えば現在いる場所が特定できるチェックイン機能などを持つサービスであれば、自宅に自分がいないことが多くの人に知れ渡ってしまうことも。他人と交流するために登録した情報が、犯罪行為に利用されてしまうことだってあり得ます。

(5)新たなウィルス感染経路に
 普段スパムメールを開くことのない人であっても、友人から送られてきたメッセージは何気なく確認してしまうものです。具体的には、ソーシャルメディアが持っているメッセージ機能を利用して送られた情報にウィルスが仕込まれ、多くの知人にスパムメールを送りつけてしまうという被害が実際に発生しています。これまで以上に強力なウィルスの感染経路になりかねません。

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