PDFスパムは絶滅状態?

セキュリティ対策企業がまとめたスパム動向リポートによると、8月中旬に電子メール全体の20%を占めていたPDFスパムは、8月末には全体の1%未満と激減、画像スパムの割合も電子メール全体の10%に満たなかったという結果が判明したということです。

PDFスパムに異変、発見から3カ月で絶滅状態に(Computerworld.jp)

記事は米国シマンテックの調査結果として報じられています。これによると、2006年には電子メール全体の約半分を占めていた画像スパムは減少傾向にあり、画像スパムの新種であるPDFスパムも同様の傾向を示しているとのこと。

画像スパムとは、メール本文にはテキストをほとんど含まず、GIFやJPG、PNGといった画像ファイルがメールに組み込まれ、画像の中にメッセージを埋め込むタイプのスパムです。メール本文でスパムかどうかを判別する対策ソフトのフィルターを巧妙にくぐり抜ける特徴があります。PDFスパムは、PDF形式のファイルが添付されたタイプのスパムで、その内容(目的)は、主に受信者に株式の購入を持ちかけ、当該株価を意図的につり上げ、売り抜けるという、株価操作スパムでした。

記事では、PDFスパムが激減した原因として、スパム配信者が(1)新たなスパムを考えるためPDFスパムから撤退した、(2)PDFスパムは効果がないと判断した、という2点を挙げています。

一方で、増加が目立っているのは、Storm Wormです。これは、「欧州を襲った暴風雨で○○人が死亡」など世間の注目を集めるニュースの詳細があるように思わせるメールや、グリーティングカードを装ったメール、出会い系サイトの登録完了メッセージ、ワーム感染警告、または、画像投稿サイトのYouTube上に、メールの受信者が映った動画が投稿されているという本文のメールなどで、不正なリンク先をクリックさせようとする迷惑メールです。

実際のリンク先は悪意のWebサイトになっており、ファイルをダウンロードして実行するとウイルスに感染し、パソコンを乗っ取られるなどの被害に遭う可能性があるというものです。

迷惑メールに関する最新動向に注意を払いましょう。

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