情報セキュリティブログ ホーム > セキュリティニュース > 不正なPDFファイルを使った標的型攻撃が増加

2009年5月26日 セキュリティニュース

不正なPDFファイルを使った標的型攻撃が増加

フィンランドのセキュリティ対策企業エフセキュア社がブログで伝えたところによると、ターゲット攻撃(標的型攻撃)にどんな種類のファイルが利用されているかを調べたところ、アドビ社のAcrobat ReaderのPDFファイルを使った標的型攻撃の割合が増えていることが分かったということです。

PDF悪用の攻撃、Wordを上回る(ITmedia)

記事によると、2008年と2009年に発生した標的型攻撃に占める不正ファイルの割合は以下の通りとのこと。

●2008年(1968件)
 ・Word(34.55%)
 ・PDF(28.61%)
 ・Excel(19.97%)
 ・PowerPoint(16.87%)

●2009年(663件)
 ・PDF(48.87%)
 ・Word(39.22%)
 ・Excel(7.39%)
 ・PowerPoint(4.52%)

このように、2009年に入るとPDFファイルを使った標的型攻撃の割合が激増し、48.87%と半数近くを占めています。

こうした背景について記事では、今年に入って確認されたAdobe Acrobat Readerの脆弱性の件数が、Microsoft Officeの脆弱性の件数を上回っているのが主な原因だと分析しています。

標的型攻撃は、ターゲットとなる組織や人物に特有の言い回しをメール本文に使い、添付された不正ファイルを開かせようとする手口が特徴です。PC内の脆弱性を攻撃者に悪用されることのないよう、日頃からOSやアプリケーションソフトのセキュリティ状態を最新に保つことを継続しましょう。

攻撃に利用されている脆弱性へのパッチが、5月12日付でアドビ社より公開されています。詳細は以下のリンク先を参照のこと。

Adobe Reader 及び Acrobat の脆弱性に関する注意喚起(JPCERT)
Security Updates available for Adobe Reader and Acrobat(アドビ社の英語のページ)

「K子の気になる!セキュリティつぶやき」を見る

トラックバック一覧

PDF作成方法(3) from 大学生のためのパソコン利用術 2009年6月08日
以前、PDF の作成方法を解説しましたが、 他にもフリーで作成できる方法を発見しました。 どうやって作成するのかというと Word から直接作成する方法...
PDF のコピペ from 大学生のためのパソコン利用術 2009年6月08日
今 PDF の機能を調べていますが いろいろと注意しないといけないことが あるようです。 PDF のコピペは以前解説した通りなんですが やり方次第によっ...
PDFを狙った攻撃の急増とデジタルカタログ from デジタルカタログ制作のデジパン 2009年9月24日
フィンランドのセキュリティ企業エフセキュアの発表によると、特定の企業や組織を狙った「標的型攻撃」のうち、Adobe Reader/Acrobatの脆弱性を...

お楽しみコンテンツ

  • 大江戸セキュリティ戯画
  • セキュリティ虫めがね
  • セキュリティいろはかるた
  • セキュリティ炎のコマ キャンペーン

注目のキーワード

iPhone版はコチラ
モバイル版はコチラ

バックナンバー

2010年9月30日以前に公開されたコンテンツについては、本文中の社名は当時のもの(日立システムアンドサービス)となっております。