はじめに
5月15日(金)に、名古屋大学にてNU Techの交換留学プログラムの一部であるサイバーセキュリティワークショップの講師を務めました。 昨年も同様のワークショップを対応させていただき、今年は2年目になります。 NU Techは、2007年にノースカロライナ州で名古屋大学によって設立された非営利団体です。主に生命科学分野で名古屋大学と米国企業間の技術連携、研究協力を促進しています。 今回のワークショップは、私自身が、名古屋大学出身という縁でお声がけいただき、参画することになりました。
【昨年度の記事】
Nagoya University and UNC-Chapel Hill Continue Successful Cybersecurity Exchange Program | NU Tech
ワークショップの様子
ワークショップは2部構成で行いました。 前半は、日本の女性ホワイトハッカーのキャリア紹介と題して、私のこれまでのキャリアや働き方、サイバーセキュリティの仕事についてお話しました。 大変真剣に聞いていただき、Q&Aの時間ではたくさんの方にご質問いただきました。 チームでの働き方や、子どもがいるうえでの仕事とプライベートの両立の方法など、色々な点で興味を持っていただきました。

後半は、CTF(Capture The Flag)を題材としたワークショップを行いました。 暗号、ステガノグラフィー、認証、プログラミングの4つの課題にハンズオン形式で取り組んでもらいました。 最初はCTFさながらに少ないヒントで取り組んでもらい、順にヒントを出していって、最後に解き方を解説しました。 サイバーセキュリティとAIのかかわり方も味わってもらうため、AIを使用したハンズオンも盛り込みました。 受講者同士でも積極的に相談して、最終的にほとんどの人が解答にたどり着けていました。
ワークショップで紹介した課題の難易度は、AIに渡してしまえばすぐに解いてしまうようなものです。ですが、ワークショップは解くことではなく学ぶこと・知ることが目的なので、それらをどのような考え方のもと解くか、プロセスを体験できる方法で行いました。 参加者のみなさんが、このワークショップで新しい発見をしていただけていたら、大変うれしく思います。
おわりに
交換留学プログラムは国を超えて技術を学びあうことのできる貴重な機会の一つだと考えています。その中で、サイバーセキュリティをテーマとして扱っていただけたのは本当に素晴らしいことです。 サイバーセキュリティは今やあらゆる情報システムの基盤となる部分です。 学生さんたちには、将来の専門分野に関わらず、ぜひ学んでいただきたいと思います。
Cybersecurity has now become a fundamental component of all information systems. I strongly encourage students to learn it, regardless of their future field of specialization. Thank you for participating in the workshop!
記事の著者
ホワイトハッカーチームのアナリストとして主にWebアプリケーション・ネットワークのセキュリティ診断などの業務に従事。 過去にはファイアウォールのようなネットワーク機器のプレSE、フォレンジックやマルウェア解析などに従事していた。 社外ではCTF for GIRLS運営メンバーとして主にWeb、ネットワーク系の講義や演習問題作成を担当。 学生時代から情報セキュリティを専攻し、CTFへも度々参加していた。 CTFを教育ツールとして流行らせたいという強い思いがある。 2人の子どもを持つママさんハッカーなのできちんと定時に帰る。
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